世界基準となっているNFC決済
国内では古くからあるおサイフケータイや最近では利用者も多くなったGoogle PayやApple Payなどを活用し、電子決済をお使いになっている方も多いでしょう。
電子マネーを発行している企業でも特にシェアの多い楽天Edy、nanaco、WAON、Suicaなどが有名ですね。
これらは全てNFC Type FいうSONYが開発したチップを用いています。
NFC Type FはFeliCaと呼ばれ日本ではかなり普及が進んでいますが、世界に目を向けると実はあまり使われておりません。
NFC | 開発 | 通信速度 | 特徴 | 採用例 |
---|---|---|---|---|
Type A | NXPセミコンダクターズ | 424kpps | 値段が安い | taspo |
Type B | Motorola | 424kbps | 安全性が高い | 住基カード、免許証、パスポート |
Type F | SONY | 847kbps | 処理速度が速い | 電子マネー |
キャッシュレスの世界においても日本ではガラパゴス化が進んでおり、海外で販売されているスマートフォンなどではFeliCaを搭載していないので国内の電子マネーを利用できないのが現状です。
FeliCa搭載の有無がスマートフォン選びの重要な要素となっている方も少なくないと思います。
そんなNFC決済ですが、国内でもType A/Bの普及が進められています。
数年前からローソンやマクドナルドといった店舗などが対応しておりましたが、大手コンビニチェーンのセブンイレブンも2020年6月以降NFC TypeA/B決済に対応すると発表しております。
また、Google Payがアップデートにより、NFCを利用しているVISAのタッチ決済をスマートフォンで行う事ができるようになりました。
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www.visa.co.jp
来年に延期となった東京オリンピックでは多くの外国人が訪日しNFC決済を多く利用する事から、今後対応する企業が増えていくといった事を想定できます。
Type A/Bは通信速度が遅いと言われる事もありますが私も実際に対応店舗にて使ってみましたところ、決済は驚くほど一瞬でした。(ピー‼︎という音には少し驚きましたが・・・)
これらのNFC決済はFeliCaを搭載していない海外版のスマートフォンでも使用できるので、今後更に普及が進めばスマートフォン選びにも幅が広がる事は間違いないでしょうね。