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MVNOへのeSIM解放を総務省が要請

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AppleやGoogleが販売しているスマートフォンで有名に搭載されている事で多く知られているeSIMですが、現在国内ではコンシューマー向けにサービスを提供しているのはたった2社です。

 

フルMVNOとなったIIJmio、MNOとなった楽天モバイルのみとなっており、音声にも対応したeSIMを発行しているのは楽天モバイルのみといった現状。

 

ウェアラブルやキッズケータイ、海外向けといったニッチなところではMNOもeSIMの提供を行なっておりますが3キャリア共にあまりやりたくないという雰囲気ですね。

 

それもそのはず、eSIMを提供することによりデータ通信での収益を上げることが今よりもかなり難しくなるでしょうし、eSIMの手軽さにより他キャリアへの乗り換えなどもより簡単になってしまうのでやりたくない、やらせたくないのが本音といったところだと思います。

 

しかしこれからeSIM搭載デバイスは間違いなく全世界で増えていく見込みが様々なところで予測されており、日本でも多くのeSIM対応端末が普及していくことは明らかです。

 

MNOの言い分の一つとしているセキュリティなどといった懸念があることは確かですが、それにしてもこれ以上eSIMから逃れることは難しいのではないかなと思います。

 

そこで今回、総務省が公開した資料によると、eSIM解放に伴うRSP機能の解放を要請した模様です。

www.soumu.go.jp

 

ここ最近では特に総務省さんに突っ込まれると大人しく従っていく流れが続いておりますしSIMロック解除や縛りのように、遅かれ早かれ対応してくるのではないかなと思います。

 

MVNOへの音声通話卸値の額も今年は大きく変わりそうですし、先日はUQ Mobileがauと統合したりもしました。

 

MVNOも過渡期とは言えまだまだ動向は見逃せませんね。