MediaTek製SoCを搭載した端末のIMEI書き換えを行う方法
auやSoftbankではIMEI制限が行われており、プランによってはSIMカードの差し替えでは使用することができない場面も多くあります。
IMEIとは国際移動体装置識別番号(端末識別番号)の事で、キャリアが認めていない番号を持った端末においては通信に制限をかけています。
つまり、端末のIMEIをキャリアが認めている端末のIMEIに書き換えてしまえば制限を回避することが可能となります。
中でもMediaTek製SoCの場合は公式のツールを使用し簡単に書き換え作業を行えます。
※書き換えるIMEIは必ず自分が所有している端末のものを使用してください。
日本国内ではIMEIの書き換えは違法ではありませんが、いくつかの国(イギリスなど)では違法です。
こういった端末内部のデータを改変する作業は、いかなる場合でも自己責任、自己解決による対処となります。
と、注意書きを念のため書かせていただきましたが全く難しい作業ではありません。
では簡単にご紹介していきます。
私の環境はWindows 10です。
それ以前の環境では別途準備するものが必要となります。
この記事の手順で進めていく場合には必ずWindows 10にて行ってください。
まずは下記のリンクからSN Write Toolというツールのインストールを行います。
Download SN Write Tool (all versions)
リンクを開き下へスクロールしますと様々なバージョンのものが置かれているので一番下にある最新のものをダウンロードします。
インストールしたzipファイルを展開し、その中にあるSN_Write.exeを右クリックし展開します。
新たに名前の似たフォルダが出現するのでその中から再びSN_Write.exeを探し開きます。
するとSN Write Toolが起動しますのでSystem Configをクリックします。
チェックシートのような画面が表示されますが、チェックする箇所は以下の7点です。(初期状態でチェックされているものはそのまま)
・IMEI
・IMEI CheckSum
・DualIMEI Same
・IMEI_1 Header:
・IMEI_2 Header:
・Load AP DB from DUT
・Load Modem DB from DUT
全てのチェックを行うと、下記のようになります。
準備が完了しましたらSaveをクリックします。
最初の画面に戻りますのでそのままstartをクリック。
書き換えるIMEIを入力する画面になるので入力欄にミスのないように打ち込み完了したらOKをクリック。
青いバーが少し進みすぐに止まるので端末をPCとケーブルで接続します。
この時、端末側は電源を切ること、ケーブルを差し込む際に音量マイナスボタンを長押ししたままにすることを忘れずに行いましょう。
スマートフォン側には画面下に小さな文字でMETA MODEと表示されますのでバーが再び進むまで押し続けます。
そうすると青いバーが進んでいき作業が完了します。
端末側は充電切れの挙動が起きますが、少し待つと正しい状態へと復帰するのでその後に通常起動させて下さい。
起動後に設定から正しくIMEIの書き換えが行われているのを確認出来れば作業終了です。
ほとんど待機するだけで書き換えが行われるので、とても簡単だと思います。