iOS14.4搭載のiPhone 7 PlusでRakuten UN-LIMITを使う
現在、Rakuten UN-LIMITではiPhone X以前のモデルに非対応とアナウンスされております。
ですがこれらのモデルはipccファイルを書き換える事により使用できていましたが、私が所有しているiOS14.4搭載のiPhone 7 Plusでは変更が加えられており、これまでの手法が通用しません。
今となっては懐かしいSIM下駄を使用することにより通信を可能にするといった方法もありますが、やはりできる事ならファイルの書き換えで解決したいです。
それでは今回の記事を作成するため購入したiPhoneを使い作業を行っていこうと思います。
・環境
iOS 14.4
iPhone 7 Plus
Windows 10
まずは下記のソフト、またはサイトからiOS14.5 β版のipswをダウンロードします。
β4での成功報告をよく目にしたのでβ4がおススメでしょうか?
ちなみに私はβ6を使用しました。
3uTools | The best all-in-one tool for iOS users
今回の記事では3uToolsを使用します。
3uToolsをダウンロード、そしでインストールを行い開きます。
起動するとこのような表示がされた場合はOKを選択。
次に上にあるToolboxをクリックします。
そうするとFirmwareというアイコンがあると思いますのでそれを選択します。
下記のように自分が使用しているデバイスを選択します。
そしてダウンロードするipswを選択します。
今回は一番上のものを使用します。
ダウンロードを完了し適当な場所にipswを保存します。
ipswを7-zipにて解凍します。
そうするとipswの中身を確認することができます。
ここではファイルの場所をコピーするだけです。
この場所をコピーしておきましょう。
次にTransMacというソフトを使用します。
TransMac 14.0 用 Windows - ダウンロード (uptodown.com)
持っていない方は上からインストールしてください。
また、TransMacは15日間のみ無料で使用できます。
過去に使用し期限が過ぎている方も再インストールしましょう。
TransMacを起動し数秒待ちます。
waitから切り替わったRunを選択。
ツールバーからFile→Open Disk Imageを選択します。
その後、一番容量の大きいファイルを選択し開きます。
そうするとTransMacの最初のページに戻ります。
その後は以下の順でファイルを展開します。
dmgファイル
↓
System
↓
Library
↓
Carrier Bundles
↓
iPhone
多くのキャリアバンドルが表示されるのでその中から
Default.bundle
KDDI_UQ_LTE_only_jp.bundle
この二つを右クリックしCopy toを選択し適当な場所にコピーします。
まずはPayloadという名前の新規フォルダを作成しPayloadにDefault.bundleを入れます。
Default.bundleの中身を全て削除しKDDI_UQ_LTE_only_jp.bundleの中身のファイルを全てコピーしDefault.bundleへ貼り付けます。
その後、Default.bundleの頭文字を小文字のdに変更します。
上記の手順を完了し、Payloadフォルダをzip形式で圧縮します。
拡張子をzipからipccへと変更すればipccファイルの完成です。
次に作成したipccファイルをiPhoneに書き換える作業を行います。
検索窓からcmdと入力しコマンドプロンプトを起動します。
そして
“C:\Program Files\iTunes\iTunes.exe” /setPrefInt carrier-testing 1
を入力しEnterを押します。
このようになれば問題ありません。
その後、iTunesを起動。
Shiftを押しながらiPhoneを復元をクリックします。
ファイル名の右にあるところのソフトウェアファイルをキャリア設定ファイルに変更すると先ほど作成したipccファイルが表示されるのでそれを選択し開くをクリック。
これで書き換えは完了です。
iPhoneの設定からモバイルデータ通信を開きAPNを入力します。
・モバイルデータ通信
APN rakuten.jp
・LTE設定(オプション)
APN rakuten.jp
・インターネット共有
APN rakuten.jp
MMSには自動でUQ mobileの情報が入力されています。
私の場合は書き換えを完了してから数分間ほど圏外でしたが特に再起動や機内モードにすることもなく無事電波を掴むことができました。
このようにしっかりと認識しております。
通話やデータ通信も問題なく行うことができました。
長くなってしまいましたが、比較的簡単な作業ですので試してみる価値はあると思います。