docomoの5G契約では5月下旬から3G回線に繋がらない
昨年、3G停波を2026年3月31日と発表したNTT docomoですが5G契約を利用する場合に限り2020年5月下旬より3Gが使用不可となることをアナウンスしています。
今でも国内では、3Gへと回線が切り替わる場所も存在しています。
ただし、動作保証は行なっておりませんがdocomoが販売している5Gスマートフォンに4G契約SIMを利用した場合では、問題なく3G回線を利用できるようです。
4G回線のカバー率から見て、大多数のユーザーに影響は無いと見た判断なのでしょう。
5G契約を行うユーザーはありとあらゆる場所に4G回線が張り巡らされたエリアを生活圏にしている方が多いと思います。
ですが、問題なのは既存の端末での動作です。
実際に、docomoが公開している資料の一部を見ていただくと・・・
このようにiPhoneでは、XR以降でのみ使用できる状態です。
これを見て、ピンときた方もいるでしょう。
そう、先日サービスが開始したRakuten UN-LIMITの動作環境と酷似しています。
つまり、iPhoneだけでもこれだけの非対応端末があるならば、その何倍も数があるAndroid端末も合わせると一体どうなるのか・・・
5Gプランを契約し、5G非対応のスマートフォンで使用する方は珍しいのかもしれませんが・・・
4G契約プランへの変更も変わらず受付を行なっているので、万が一5G契約のSIMを5G非対応端末で使うことになっても、公式な解決策はあるので大丈夫だと思いますが、手間とタイムラグもあるでしょうし不便な部分も目立ちます。
そして、今後発売予定のLG V60 ThinQ 5G L-51Aなんかはdocomoが使用しているプラチナバンドであるBand 19にも非対応となっています。
LG V60 ThinQ 5G L-51Aでは、4G契約のSIMカードでも3G回線が使えません。
今後、他のメーカーでもBand 19非対応が進めば既存の3G契約をしているユーザーも他人事ではなくなってしまいます。
例えば、海外版のXperiaを使用し3G/4GのDSDS運用を行なってきた場合、今後SONYが新型XperiaをBand 19に対応しないとなれば、もちろんその端末では使用できなくなるわけです。
docomoによれば、MVNO各社も5G契約のプランを開始した場合には、同様に3G接続が不可となるようです。
まだ先の話にはなるかと思うのですが、3Gユーザーにとっても耳を傾けておくべき事なのかもしれません。